「今後20年以内に働く人の49パーセントの仕事がAIに代わる(オックスフォード大学と野村総研の共同研究)」
と発表され、衝撃を受けた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
現代社会で生きていく上で知育は欠かせません。
未来を生きる子ども達は「考える力」「推察する力」「生み出す力」など
増やした知識をさらに発展させる知能が求められます。
この将来にも活きる知能を育てるのが【知育】です。
知育で育てる知能は、学校教育や社会生活の基礎となる能力です。
知育を取り入れることで思考力や考察力、判断力などの能力を養えると、
さまざまな情報の中から正しい選択肢をして、自ら考えて行動できるようになります。
「文部科学省 学習指導要領」では、変化の激しい社会の中で柔軟に対応していくためには、
自ら学んで考え、判断し行動する力が必要であると記されています。
つまり、知育を取り入れて自分で考えて行動できるようになれば、急速に変化する社会情勢の中でも、
自分の置かれている状況を見極めて、臨機応変に行動できるようになるのです。
すなわち幼児期に「生きる力」が身につきます。
どのような場面でも柔軟に行動できる人は、大人になって社会に出てからも活躍の場が広がります。
幼児期の教育が将来に影響するということを明らかにした研究に、「ペリー就学前計画(就学前プロジェクト)」があります。
幼児教育がその後の人生にどう影響するか、50年の追跡調査が行われている信頼性の高い研究です。
ー研究結果ー
①幼児教育は将来の子どもの年収を大きく左右する
②年代別の教育に対する投資効果は幼児教育が最も高い
③幼児教育では非認知能力を伸ばすことが重要
人間の一生のうちで教育効果が一番高いのは【幼児期】ということが明らかになりました。
日本でも2023年から、文部科学省が数万人の5歳児を対象に、幼児期の知育活動や体験活動が
その後の人生にどう影響するかを調べて、幼児教育の政策につなげるとのことです。
質の高い幼児教育は単なる小学校準備教育ではなく、「人生の準備教育」ということですね。
大脳生理学より、人間の脳は3歳までに80%、6歳までに90%が完成することがわかっています。
そして、脳が発達するこの時期が、最も人間のIQが発達する時期です。
大人になってからIQを高めることは可能ですが、非常に難しいと言われています。
知育は特に幼児期に取り入れるのがいいと言われているのは、脳の発達過程が影響しているからなんですね。
脳の80%は0歳から3歳、遅くとも5~6歳ごろまでには基礎が完成してしまいます。
残りの一生は、5~6歳ころまでに培ったものをベースに生きていくのです。
(脳科学者 茂木健一郎先生 著書)
6歳までの脳では、神経細胞がシナプスでつながり、脳内ネットワークが
驚異的スピードで形成されていきます。
シナプスが増えるとネットワークが広がり、脳内で情報を伝えるスピードも速くなるため、
いわゆる「賢い子」になっていきます。
脳に刺激を与えてシナプスの形成を促せるのが知育であり、
脳が成長している乳幼児に行うのが最も効果的であると言われています。
学校では大人数に対して、決められた時間のなかで決められた内容を進めなければいけません。
簡単すぎてつまらないと感じても、難しすぎると感じても、全員で同じ内容の課程をこなすのが学校教育の基本です。
それに対して幼児教育では、学び方をすべて自由に決めることができます。
子供の反応や興味によって、知育する内容を変えてみたり、
方法を変えてみたりと、子供の個性に合わせられるのが幼児教育の大きなメリットです。
お子様の教育を自由に選択しやすい幼児期だからこそ、知育が大きな役割を果たすのです。
幼児教育によって頭・心・体を強くすることで、学校生活への準備もでき、お子様の成長の幅を広げます。
幼児期の知育によって、子供が自分から学ぶ力、生きる力を身に付けられれば、
その先の一生の財産になりますよ♪